ご挨拶
せっかく作られた野菜や果物が、大きすぎる・小さすぎる・形が悪い・など、いわゆる『規格外農産物』として2~3割が捨てられています。
味も鮮度も同じなのにあまりにももったいない、何とかこのような農産物を食卓に乗せるようにしたい!そうなれば消費者に少しでも安く売ることができ、生産者には少しでも収入が増えます。
そういう思いから特定非営利活動法人(以下、NPO法人という)「ふぞろいプロジェクト」が2009年に発足し活動を続けております。
食は健康の源です。農家は作ればいい消費者は買えばいいというだけでなく、生産者は消費者の、消費者は生産者の声を聞くという結びつきが「安心安全・もったいない」という双方の関係を構築します。
私達、NPO法人「ふぞろいプロジェクト」は、生産者と消費者のパイプとなり安心・安全・無駄のない食を目指して活動を進めてまいります。
また、こういった活動を中心に行う一方、創設期から10年が経過した現在では、JAを中心とした「産直市」、また、地域に根づいた「道の駅」の活動が活発かつ一般化し、我々NPO法人「ふぞろいプロジェクト」の当初の目論見は、ほぼ定着したものと考えております。
とはいえ、我々も当初の目的である規格外農産物の普及活動は当然、継続してまいりますが、10年経過した現在、第二創成期として、「まちづくりの推進」の一環としての新たなる事業活動を掲げ、NPO法人「ふぞろいプロジェクト」活動範囲を広げていく所存でございます。
皆様方のご理解ご協力並びに支援をいただきますようお願い致します
理事長 中島 良尚
NPO法人『ふぞろいプロジェクト』とは
店頭に並ぶ野菜や果物は、重量・長さ・見た目など、多くの規格で区分されています。この「規格」によって、農家で実際に育った野菜の2割~3割が、少し長いから、あるいは、短いから、形が悪いからと捨てられているのが現状です。少し長くても美味しさに変わりはありません。少し形が悪くても、味や鮮度は同じです。NPO法人『ふぞろいプロジェクト』は、規格外野菜や果物を毎日の家庭の食卓に登場させる活動を行っています。規格外農産物は、ちょっとした気候の変化などで、どこの畑でも生まれるものです。それを捨てざるを得ない現状は、手間をかけてつくる無農薬・有機栽培農家の道を閉ざしてしまいます。捨てられていた規格外農産物の活用は、誰でも出来る「Eco活動」です。 そして安全で美味しい農産物をつくる農家を支援し、食の「安心」を確保します。
「Eco」+「農家」=次の時代の「安心」
疲弊する地域の農業をサポートすると共に、次の時代の「安心」づくりに、ご協力ください。
NPO法人『ふぞろいプロジェクト』の現状と今後の活動
6年前・三次市の農家5件でスタートした活動は現在、東広島・北広島地区の農家が加わり、合計139軒。今年の春から順次、広島市や東広島市に出荷を始めます。これまでの実績では、規格外野菜を出荷すると農家1軒あたりおよそ7万円の増収に繋がっています。
NPO法人『ふぞろいプロジェクト』が目指すものは?
農家、農業については、国や行政は、企業の農業参入や農業の大規模化で、食料の自給率アップを図ろうとしています。確かに有効な施策ではありますが、しかし、この施策からこぼれ落ちる農家もあります。NPO「ふぞろいプロジェクト」は、この施策からこぼれ落ちる高品質で安全な野菜をつくる個人の農家をまとめ、生き残りの道を探ることを目指しています。規格外農産物を市場に流通させることで、農家の増収を目指し、安心で、安価な農作物を消費者に届けること。更に知恵と工夫を集め、生活者の視点で、規格外農作物を利用した新しいビジネスの模索とニーズの開拓をすること。これが「NPO ふぞろいプロジェクト」の理念です。安心で美味しい食材をつくる農家を守り育てることが、食の「安心」につながると共に、次の世代のための地域や社会の「安心」づくりにつながるはずです。
こうした考え方は創設期から10年が経過した現在では、JAを中心とした「産直市」、また、地域に根づいた「道の駅」の活動が活発かつ一般化し、我々NPO法人「ふぞろいプロジェクト」の当初の目論見はほぼ定着したものと考えております。
とはいえ、我々も当初の目的である規格外農産物の普及活動は当然、継続してまいります。
こうした中、10年経過した現在を第二創成期と考え、「まちづくりの推進」の一環として、新たなる事業活動を掲げ、NPO法人「ふぞろいプロジェクト」の活動範囲を広げて行きます。
具体的な事業として
〇広島エンターテインメントに係わる事業
〇情報化社会に係わる事業
〇(農業振興に係わる事業としての)和ハーブ振興事業
新たなる事業活動にのおきましても、今にもまして、皆様方のご理解ご協力、並びに支援をいただきますようお願い致します
団体概要
名称 | 特定非営利活動法人ふぞろいプロジェクト |
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所在地 | 〒730-0805 広島県広島市中区十日市町1丁目1-14 サンシティ十日市602 |
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TEL・FAX | 082-296-0898 |
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URL | http://www.fuzoroiproject.jp/ |
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E-Mail | info@fuzoroiproject.jp |
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代表者 | 中島 良尚 |
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法人設立日 | 2009年4月3日 |
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三次事務局 | 〒728-0022 広島県三次市西酒屋町1360 |
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東広島事務局 | 〒739-0141 広島県東広島市八本松町飯田109-3 |
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沿革
2005年4月 | 規格外農産物を市場に流通させる活動を開始 |
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2007年4月 | フレスタ三次店に出荷を開始 |
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2008年4月 | フレスタ横川店に出荷を開始 |
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2009年4月 | NPO法人として設立登記 |
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2009年5月 | フレスタ西条店に出荷を開始 |
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2010年9月 | 広島県緊急雇用対策基金事業「規格外農産物販路開拓可能性調査事業」を受託 |
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2010年11月 | 広島県緊急雇用対策事業として紙屋町シャレオ地下中央広場において「マルシェinひろしま」を開催 |
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IR情報
年度別